君、ベルト買う気ないな?


隊長が作ってくれたやけに美味しいパスタを食べてから散歩へ出発。骨が折れてしまった折り畳み傘を近所の修理へ持って行くと「ウチではできない」ということなので、じゃあそれではということでPRADAブティック青山まで持ち込むとそのままお預かりいただく。手続きをしている最中に隊長が「凄くかわいい」財布を見つける。確かに凄くかわいいけど、もの凄くかわいいプライスだったので引き上げる。
私が10年以上身につけている革のベルト。「ちょっとそれボロすぎませんかね?」と隊長からクレームが入ったので、妹夫妻に「これどう思う?」と聞いてみると、「いいんじゃない、茶色で」と。いや、これ黒なんですけどみたいな。最近こういうことが多い。黒のセルフレームの眼鏡もとても気に入ってるんだけれど、隊長に言わせると「それ、もうイイんじゃないですかね(お役目が終わったんじゃないスか)」と。言われてみればこの眼鏡も10年以上していて、もともとツヤがあったのに今ではすっかりツヤ消し。ネジをいくら締めてもツルがぴろ〜んと開いてしまう。我が家の台所事情を知り尽くした隊長が、「買い替えれば」というのだからよっぽどなんだなと思うのですが、一応周りの人に確認してみる。またそれが隊長は気に入らないらしい。私の言うことは信じられないのですかと。
というわけでベルトを探しにZUCCAをのぞくと、ナイスなベルトを発見。でも一応、ペンディングにしてみる。「考え中」のままGYRE「d'une rarete(デュラヌルテ)」でパンを買って、ベンチで休憩がてら頬張る。3Fの「MOMA STORE」に行くと日本でも販売が終わったジャスパーモリソンのコーヒーメーカー「Rowenta(ロウェンタ) 」が、半額でセールに出ていて心動くが見て見ないふりをしてスルー。アルヴァ・アールトの「ウェーブプラッター」定価26250円が3000円っていうのにも目を疑いましたが同じくスルー。
GYREを出て駅の方へ歩き出すと「君、ベルト買う気ないな?」「はい」ということで帰宅。

こんな感じで何事も「買い替え」がなかなかできない。
例えばどうしても欲しいと思っていた機能が実装されたというなら買い替えも検討(それでも検討)するけれども、眼鏡やベルトのように機能は変わらず、使えていてなおかつ自分としてはあまり不満はない場合はなかり腰が重い。

「mottainaiと思うんだけど」「でも君、mittomonaiのだよ」。

なるほど。

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横田茂 / Shigeru Yokota
コーヒーと音楽と山歩きが好きです。整理整頓、夕食の準備が日課。フリーのウェブデザイナー。
Afterhoursではコーヒーとデザインを担当

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