Afterhours | ケーキ 焼き菓子 クッキー缶

堀口捨己さんの小出邸
堀口捨己さんの小出邸
天気のいい休日、MOPEDをとばして「江戸東京たてもの園」へ。
「江戸東京たてもの園」のある「都立小金井公園」は、私がまだ小学生の頃、ちょっと自転車で遠出する場所でした。通っていた高校もほんのすぐそば。公園内に入るのは約20年ぶりです。

さて、コーヒー店のマスターになるにはどうしようと考えた私は、なんとも遠回りが好きなもので、2004年の10月から外食のマーケティング会社の制作部へ転職しました。主な職務は自社ウェブサイトのレイアウトとコーディングと制作補佐でしたが、3ヶ月後の12月末日には頼りの上司(編集長)が退職されて、編集・制作全てを一人で担当することになりました。

その最初の記事が「食生活が楽しくなるデザイン家電、新機能家電」でした。
掲載したその週にプロダクトデザイナーの秋田道夫さんからメールをいただき、びっくりしてすぐにライターNさんへ転送したのを覚えています。

Nさんは、どんなテーマでもきっちりと的確な取材先をセレクトして(本来は編集者の役目でしょうけど)、丁寧に取材されます。「この人なら、普段の取材では言わないこんなことを話しても、きちんと書いてくれそう」と思わせる雰囲気があるので、「よくこんなこと話してくれましたね」ということもあります。

そんなNさんとの最後の仕事は「表参道ヒルズ」でした。

一緒にヒルズに行った帰り、「デザイン家電で書ききれなかったことがあるんですよ。あと、建築の記事が書きたいな」と代々木八幡で馬刺しを食べながら話したんでした。

私は転職からちょうど一年後の2005年10月に、「ロータス」、「バワリー」のデザイナー・形見一郎さんのインタビューにNさんと同行させていただいたのをきっかけに、退職を決めました。カフェブームが一順した時期でしたので、ブームと言われていた時期には聞けなかった、面白いお話が聞けたのは、カフェ好きが高じて職を変えた私には「区切り」に思えたからです。
(その面白いお話は私の力不足で、ほとんどカットになってしまいました)tml

土浦亀城邸

土浦亀城邸
江戸東京博物館でおこなわれている「昭和モダニズムとバウハウス」展。
会場で放映されていたビデオに一瞬「土浦亀城邸」の地図があったので、頭にたたき込んでそのまま両国からMOPEDで現地へ。

あった。

私が「デザイン家電」という言葉を知ったのは、ライターのNさんからいただいたこの記事でした。
(www.foodrink.co.jp/backnumber/200501/050108.html)
外食のウェブマガジンですが、2005年新年最初の記事が「家電」。何て命知らずなんでしょうか。
掲載後、さまざまなブログで取り上げていただき、掲載の翌週からPVがじわりじわりと上がった記事でした。