時間をあやつる時計

HOLA
落ち着きがなくて、せっかち、思い立ったら吉日の私も、今ではスローダウンしました。
歩き方にも表れていて、前傾姿勢で、かかとを地面につけずにつま先だけでピョコピョコ歩いていたそうで、学生の頃はよく真似されました。子供の頃からずっとそんな歩き方でしたので、私の足の親指の関節は大きく変形しています。歩く速度もかなり速かったんですが、最近ではピョコピョコ歩きもなりを潜め、速度も遅くなっています。

この川崎和男さんの時計「HOLA 2002」が我が家に来て3年。
ご覧のようにぱっと見ただけでは時間がよくわかりません。「時間を知りたい」と思ってじっと見ないと何時何分かわからないので、時計を見る行為を意識することになります。

私はデジタル時計で時間を知る事に慣れています。朝のテレビ番組の端っこにある時計をチラ見しながら、朝の家事を次々とこなしていく母が強く印象に残っています。
デジタル時計の数字はそのままどんどん進んでいくだけなので、「時間は戻ってこないし、待ってくれない」からどんどんやらなきゃダメなのよと、どこかで植えつけられたのでしょう。

アナログの時計は、時間が進んでも秒針がまたぐるっと戻ってくるので、「時間は待ってくれない」感が少ない。そしてこの「HOLA 2002」は、時間がパッとみてわからないので時間できっちりと行動しなきゃ、という強迫観念みたいなのが薄くなります。
これをちゃんと目盛が入っていて、針もばっちり見える時計だったら、またせっかちな人に戻ってしまうような気がします。今の生活のペースをこの時計がサポートしてくれています。

*それでも、待ち合わせには絶対遅れないんです、私。10分くらい前に着いちゃう。

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横田茂 / Shigeru Yokota
コーヒーと音楽と山歩きが好きです。整理整頓、夕食の準備が日課。フリーのウェブデザイナー。
Afterhoursではコーヒーとデザインを担当

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