代々木公園のケーキ・カフェ「アフターアワーズ」

あの人になら話してしまう

さて、コーヒー店のマスターになるにはどうしようと考えた私は、なんとも遠回りが好きなもので、2004年の10月から外食のマーケティング会社の制作部へ転職しました。主な職務は自社ウェブサイトのレイアウトとコーディングと制作補佐でしたが、3ヶ月後の12月末日には頼りの上司(編集長)が退職されて、編集・制作全てを一人で担当することになりました。

その最初の記事が「食生活が楽しくなるデザイン家電、新機能家電」でした。
掲載したその週にプロダクトデザイナーの秋田道夫さんからメールをいただき、びっくりしてすぐにライターNさんへ転送したのを覚えています。

Nさんは、どんなテーマでもきっちりと的確な取材先をセレクトして(本来は編集者の役目でしょうけど)、丁寧に取材されます。「この人なら、普段の取材では言わないこんなことを話しても、きちんと書いてくれそう」と思わせる雰囲気があるので、「よくこんなこと話してくれましたね」ということもあります。

そんなNさんとの最後の仕事は「表参道ヒルズ」でした。

一緒にヒルズに行った帰り、「デザイン家電で書ききれなかったことがあるんですよ。あと、建築の記事が書きたいな」と代々木八幡で馬刺しを食べながら話したんでした。

私は転職からちょうど一年後の2005年10月に、「ロータス」、「バワリー」のデザイナー・形見一郎さんのインタビューにNさんと同行させていただいたのをきっかけに、退職を決めました。カフェブームが一順した時期でしたので、ブームと言われていた時期には聞けなかった、面白いお話が聞けたのは、カフェ好きが高じて職を変えた私には「区切り」に思えたからです。
(その面白いお話は私の力不足で、ほとんどカットになってしまいました)tml

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