Afterhours | ケーキ 焼き菓子 クッキー缶

建物と清掃

書店で「 」という雑誌が目にとまりました。
建物のメンテナンスとデザインに関する特集で、青山プラダブティックのガラス清掃作業が表紙です。

青山プラダやコレド日本橋のような複雑なビルの方が、メンテナンス性がしっかりと考慮されています。実はそれほどまでではない、「ちょっとモダン」なビルが問題が多いのが事実です。そういったビルには、せっかくガラス張りにしたのに清掃できないガラスが必ずあります。例えそれが室内であっても、1年もすると見過ごせない位に汚れてしまい、全体の清潔感を損なってしまいます。

街を歩いていると、「あそこどうやって清掃するんだろう」という建物は多いんです。
銀座アップルストアのアルミの壁面はずっとキレイにされ続けていますが、その近くに新しく建ったミキモトの壁面は真っ白です。その窓の下にいつ汚れの黒い筋がつくのかどうかが気になります。

心ある建築家なら、できるだけ長くその建物があることを考えて設計するはずです。使う側にその建物を守っていこうという意識がオーナー、デベロッパー、入居者、メンテナンス業者にないと荒れていきます。そうなった建物には澱んだムードが漂います。

大好きだったインスタントラーメンをやめたのは、1997年頃。特に「ペヤング」か、「UFO」と白飯に納豆の3点セットは貧しい私をお腹一杯にするのに、もっともリーズナブルでした。しかし、安くて最低限の機能が備わっているとそればっかりになってしまうんです。献立思考停止、とりあえずこれでいいかで済ませるようになります。そこで、いっさいのインスタント麺をやめてみると、献立を真剣に考えるようになりました。お腹は減ってもインスタント麺はダメ、じゃあどうしましょうとフルに頭は回転します。お腹が減るのは辛いですから。

でも、次の楽な着地点を見つけてしまうんですね。それは私の場合はファストフード。2005年の2月に映画「スーパー・サイズミー」を見たその日から、ハンバーガー系ファストフードを立ちましたが、次は「吉野家」、「松屋」などのファスト丼に流れました。ファスト丼も危険だなと思って敬遠し出すと、行き着く先は「立食いそば」。私の今の軽い外食の選択肢は、「立食いそば or nothing」です。立食いそばなら家でそばを茹でてても味に大差がないので、がまんできる時は外食しないで家に帰ってつくります。

最近では、生活雑貨を選ぶ時に、何となく無印良品で済ませるようになってしまっています。
無印良品を選択肢からはずした時に、私は何を選ぶのでしょうか。「無印断ち」は難しそうですが、得るものも大きいような気がします。